『ベドラム入場』
◆プレイヤーイベント 提供:Frey
"ベドラム入場"
みんな、アンブラって町知ってる?
な~んか住んでる人も雰囲気も暗い陰気なネクロマンサーの町なんだけどさ。その中にベドラムっていうダンジョンの入り口が隠されているらしいんだよ。
…で、その中にちょいとしたお宝があるっていう話もあって…って、それは内緒で…、いや!何でもないない!!
…まぁ、そんなこんなでダンジョンの中に入りたいんだけど中々、その入り口が分かんなくってさ~。誰か悪いんだけど一緒に入り口探してくんないかな?
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マラスにあるベドラム入場クエストです。
良かったら一緒に行きましょう~。
イベント記録
2018年2月13日
マラス大陸には相反する性格を持つ二つの町、ルナとアンブラが存在している。そのうちの一つアンブラは邪悪な死霊術士の本拠地となっている。
黒熊亭を訪れていた女盗賊はその中にベドラムという隠されたダンジョンがあることを知り、協力してくれる冒険者を募り情報を集めていたところAernyaという老婆に出会った。彼女は何を勘違いしたのか冒険者たちを学費返金希望の学生と思い込み、話をし始めた。
勘違いを続ける老婆に戸惑いながら冒険者たちはルナの町にいたGorrowという男にその返金請求書類を手渡した。
「へっ、へへへ。なるほどね。あんた、ベドラムの学生じゃない。だから学費の返金なんて受けられるはずがないんだ。へへっ。」
いやらしい笑顔でにやつく男は冒険者たちにユニコーンのあばら肉、麒麟の脳みそ、そしてピクシーの足を持ってくるように依頼をかけた。
妙なものを欲しがるものだと怪訝な表情をしながら冒険者たちはマラスの森へと向かうのだった。
ユニコーン、麒麟、ピクシーといえばブリタニアにおいても『善』に属する魔物である。彼らを倒すことは罪深いことであり、冒険者たちは後ろ髪を引かれる気持ちで指定された物を集め、男に手渡した。
まさか食うわけでもあるまいにと思っていた冒険者たちだったが…
そのまさかであった。
調理のためにオーブンを温めはじめた男から署名を貰った冒険者たちは何ともいえない匂いを背にAernyaの元へと戻るため、急ぎその場所を離れたのだった。
「文句を言わないでくださいな、これも手続きなんですから。次はGnosos教授の承認署名を貰ってきていただきます。そうでなければ返金できませんのよ。」
やれやれ、またか…と辟易し始めていた冒険者たちだがどうやら教授は彼らが探していたベドラムという場所にいているそうだ。ベドラムとはダンジョンではなく、魔物に乗っ取られた大学の一部であることを冒険者たちは知り、大学の奥に陳列されているアイアンメイデンからベドラムへと足を踏み入れるのであったが…
『OOOooOOooOOOOoo』
故人は言う。石橋は叩いて渡れ、と。
勢いよく飛び込んだ女盗賊はさっそく白いローブに身を包むこととなるのだった。
(終了)
- 最終更新:2018-02-14 00:43:01